
日本乳幼児教育学会第24回大会
2014年11月29日(土)・30日(日) 広島大学 東広島キャンパス
講演・企画の案内
◆基調講演(公開:一般参加を受け付けます)
テーマ : 「 中国・北京における研究と実践の交流について 」
講 師 : 霍 力岩先生(北京師範大学教授 北京師範大学附属学前教育研究所長)
通 訳 : 劉 郷英先生(福山市立大学)
◆教育講演(公開:一般参加を受け付けます)
テーマ : 「今後の乳幼児教育のあり方ー保育要領についてー 」
講 師 : 湯川 秀樹先生(文部科学省幼児教育調査官)
◆大会企画シンポジウム(公開:一般参加を受け付けます)
テーマ:研究(者)と実践(者)の交流を考える
企画趣旨
「不確実性や文脈依存性を伴う実践 vs. 確実性や法則性が求められる研究」「現実の課題と向き合う実践vs.理論やデータと向き合う研究」「自らを信じて保育を営む実践者vs.疑うことを常とする研究者」「個々の状況に直面し取り組む実践者vs.個々の状況を離れて一般化する研究者」・・・一見すると相容れない研究と実践は、どのように対話することができるのだろうか。私たち研究者、実践者は、これら二つの世界を往還することで、一つの世界に居続けることとは異なる付加価値を得られるのかもしれない。
本シンポジウムでは、研究者と実践者のパートナーシップが求められ、相互の連携が重視される状況を踏まえ、個々の話題提供者にこれまでの経験や考えを率直に開示して頂きながら、改めて研究(者)と実践(者)の交流について検討する。
企 画: 日本乳幼児教育学会第24回大会実行委員会
司 会 者: 中坪 史典(広島大学)
話題提供者: 中丸 元良(かえで幼稚園)
戸田 雅美(東京家政大学)
指定討論者: 岩立 京子(東京学芸大学)
特別ゲスト: 霍 力岩(中国・北京師範大学)
通 訳: 劉 郷英(福山市立大学)
◆公開保育後の自然環境交流会(大会前日の午後)
大会前日の自然豊かな環境の中で行われる広島大学附属幼稚園での公開保育の後に、午後から場所を広島大学大学院教育研究科に移して、附属幼稚園のご協力のもと自然環境に焦点を当てたシンポジウムを開催いたします。
参加者の皆様には引き続きご参加いただけたら幸いです。
テーマ : 「これからの乳幼児教育における自然環境のあり方を問う」(仮題)
企 画 : 広島大学附属幼稚園
コーディネーター 秦 賢志 先生(学校法人小寺学園 浜幼稚園)
シンポジスト 冨岡 量秀 先生(大谷大学短期大学部)
出原 大 先生(学校法人関西学院 聖和幼稚園)
松本 信吾 先生(広島大学附属幼稚園)
◆学会企画(学会事務局が担当しています)
テーマ① : 「乳幼児教育学の過去・現在・未来への提言-学会創設期を振り返って-」(仮題)
企 画 : 企画・広報委員会
テーマ② :「保育臨床コーディネーター・ワークショップ」の再検討
-保育実践の課題から、ワークショップ研修の在り方を探る-」
<企画の意図>
日本乳幼児教育学会では、2010年度から4年間、試行的に保育臨床コーディネーター・ワークショップを実施してきました。このワークショップは、本学会の社会貢献の一つとして、一人一人の学会員が自分の研究だけでなく、多くの方々への責務としてとらえていくことからスタートしました。
本学会企画シンポジウムでは、これまでの成果と課題をまとめ、本学会が目指す保育臨床コーディネーターのための研修の在り方について再検討をしたいと考えています。
そこで、本シンポジウムでは、①発達支援、②子育て支援、③園内研修、④保育者の資質向上の4つの立場から、改めて保育臨床の現状と課題を整理し、これまで本学会で実施してきた保育臨床コーディネーター・ワークショップの在り方について論じていきたいと考えています。シンポジウムの進め方としては、松井氏、岩立氏、安達氏、日浦氏のそれぞれのお立場から、保育実践の現状と課題を報告していただき、各園の保育の質向上のための課題を整理し、保育臨床コーディネーターの役割や専門性について考えていきます。
<シンポジスト>
企画及び話題提供 神長美津子(國學院大學)
シンポジスト①発達支援の立場から 松井剛太(香川大学)
②子育て支援の立場から 岩立京子(東京学芸大学)
③園内研修の立場から 安達 譲(せんりひじり幼稚園)
④保育者の資質向上から 日浦直美(関西学院大学)
指定討論者 小田 豊(聖徳大学)
コーディネーター 菊野春雄(静岡産業大学)